テレワーク最高と思ってたら意外とそうでもなかった話

ここ数週間前から、新型コロナ対策で私の勤め先でもテレワークが奨励されるようになりました。

私これまで、勤務時間外の緊急障害対応とか以外、テレワークというものをしたことがありませんでした。
非常事態とは言えそういう今時な働きかたができることがなんだか嬉しくて、SIer時代の同僚に自慢して「御社の体質じゃテレワークなんてできないよねー」とマウントをとって小躍りする始末。

テレワーク初日は、ドアドア1時間の満員電車通勤もなく、ゆっくり朝食を食べ、髭も剃らず寝ぐせ頭の寝間着のままデスクに座り、 アレクサに音楽をかけてもらいながら仕事をし、終えたら6時のニュースを見るという、なんともゆとりある勤務ができました。

仕事事体も、普段からSaaSやチャットツールを利用しててほぼインターネット化しているため、思った以上に仕事場にいないことによる仕事のやりづらさも感じませんでした。
自宅のPC環境も会社よりよっぽど投資してるので快適です。

コロナ騒動が落ち着くまで楽できるなーと思ってたら、テレワーク3日目くらいから風向きが変わってきます…。


なんだか普通に出勤していた時に比べてすごく疲れるのです。

もともと、年度末でタスクがもりもりの状況なので、テレワークとはいえサボってる暇などありません。
成果物があがらないと立つ瀬がないのでガリガリ仕事します。

それでもオフィスにいるときは、用を足しに歩いたり、外にランチに行ったり、他所の席で仕事の会話や談笑したり、席を立つ機会があるのですが、テレワークだとこれがない。

チャットが常にオンラインでつながってるので、即レスできないとサボってると思われそうで(これは性格もあるかもしれません)、食事すら家でレトルトを用意してさっと食べる。

普段仕事から解放されて安心できるはずの自宅にいるのに、もう全然気が抜けないのです。

仕事の切り上げもそうです。
普段なら定時を過ぎて一区切りしたら「あー疲れた。そろそろ帰りたいなあ。帰ろう。」となるんですが、テレワークの場合はもう既に帰ってる状態、帰るタイミングがないがために、仕事を切り上げるタイミングもどこか分からなくなってしまいます。

結果、何時になってもダラダラ仕事をし続けてしまい、気が付けばいつも帰宅する時間より遅い時間。

これでは疲れるはずです。


疲れるのは、テレワークだと仕事と生活の境界が曖昧になってしまうからだと気づきました。
このツイートのように自宅でも、仕事モードをオンオフできるようなルーティーンを用意しないと、仕事と生活が切り離せず、仕舞にはメンタルヘルスに悪影響を及ぼしていく気がします。

思えば社会に出てから、いろんな経験を仕事を通して積んできましたが、在宅で仕事をするというのは初めてのことです。
知識ゼロで挑まず、在宅ワーカーの先人達の知恵を学んだうえで臨むべきでした。
反省。

テレワークが便利で効率的な働き方なのは間違いないので、いつかITワーカー総テレワークの時代が来ても大丈夫なよう、この機会に慣れておこうと思います。