AWSとGoogle Cloud認定試験の違い

AWSとGoogle Cloudの認定試験をある程度受けてきて両者の違いがある程度わかってきたのでまとめてみたいと思います。
これから受験を考えてるAWSかGC資格を受験済みの方の参考になれば。

試験全般

申し込み

AWSはAWS認定ポータル。GCはWebassessorから申し込みます。
受験履歴や受験結果などもここから確認できますが、どちらも癖のあるUIで慣れるまで非常に使いづらいです…。
そもそもベンダー試験は申し込みが難しい気がします。
ここが最初のハードルですね。

またGCの場合は、私の受けたことのない英語版しかない試験を受けるときは英語版のWebassessorアカウントを作る必要があると聞きました。

試験会場(オンサイト/オフサイト)

オンサイト(試験会場)の場合、AWSは受験会場が多く日程の空きも多いですが、GCは少ないです。
ほぼ空きがないので私は大体GCはオフサイト(遠隔監視)で受けています。
オンサイトの場合は他のベンダー試験と同じようにCBTで受ける感じです。

オフサイトの場合の比較は私はAWSの方をオフサイトで受けたことがないので比較ができません。

再受験

AWSの場合はペナルティが緩く、不合格になった日から二週間経過すると、再度受験できます。受験回数には制限はありません。
GCの場合は落ちるたびに再受験までの待ちが増えていきます。

公式には4回落ちたことのことは書いてませんが、受けられなくなるという噂を聞いたことがあります…。

認定

合格通知

どちらも受験が終わった段階で合格・不合格その場でわかります。
その後正式な通知が来るのですがGCは通知が遅くだいたい1週間近く待たされます。

スコアレポート

AWSでは試験自体の得点と自分がどの試験分野が取れてるかがわかるレポートを出してくれますが、GCはでません。
受かったときはあまり気にしませんが、落ちたときに対策が難しいので出してもらえるといいのになあ。

デジタル認定証

どちらもデジタルバッチ、PDFの認定証がもらえます。
AWSはCredly、GCはAccredibleのアカウントに紐づけされます。

有効期限

AWSは一律合格後三年有効になります。切れたら再認定の試験を受ける必要があります。
GCは一律二年で厳しかったのですが、最近下位資格のCloud Digital LeaderとCloud Engineerは三年に伸びました!
但しAWSのように上位資格を取ると下位資格もまとめて更新されるというのはありませんので、切れたらまた一から取り直す必要があります…。

試験対策

教材

AWSは試験対策されつくしている感があり日本語の教本、Webの教材も豊富です。
対してGCは非常に日本語の学習ソースが少ないです。公式のドキュメントを読めと言われればその通りなのですが、現状Udemyでいくつかの試験用の教材が出ているくらいです。

問題

唯一?GC試験のいいところとして上位試験の問題数が少ないです。
私が受けたことのある試験だと全部50問でした、AWSだと上位試験になると75問とかになるので結構苦行です。

また、これは個人的な意見ですが、AWSに比べて迷わせるような問題が少なく素直に解いていける問題が多いように思います。

日本語対応

AWSは全試験日本語で受けれて、英文と翻訳文の切り替えができる気の利いた機能もありますが、GCはそれがなく、また日本語対応していない試験もまだいくつかあります。
全般的にAWSの方があらゆる面で受けやすいし、試験対策等の周辺整備が進んでますが、Google Cloudは未整備な分試験自体の難易度はAWSに比べて優しいんじゃないかと思います(個人の感想です)。
でわ。